突然英語を勉強したくなり、20代後半にして英語学習を始めました。
喋れたら仕事の幅も広がるし、何より世界がもっと広がっていいなと思ったのがきっかけです。
グローバル化が進んだ今の時代に母国語しか話せないのってどうなの?と。
海外旅行などでの簡単なコミュニケーションは取れますが、現地人同士の会話を聞き取るのは結構ハード。
ましてや、そこに自分の意見を挟み込めるだけの処理速度と文章組み立て能力は持ち合わせていません。
実際に旅行でロンドンに行った際も何度も相手の言っていることが聴き取れないことがありました。
学生時代にはある程度勉強しましたが、今回はペーパーテストや受験英語ではなく、あくまでコミュニケーションのための英語学習にしようと思い勉強をスタートしました。
現状の英語レベル
テキストでのやりとりは簡単なコミュニケーションであれば割とできる。
単語の抜け落ちが結構ひどい。表現したい文章があっても単語がついてこない。
英語学習のピークは大学受験時で、当時のセンター試験では過去問本試験平均9割くらい。
学部入学時の英語振り分けテストでは1番上のクラスだったけれど、そんなにできるわけじゃなかった。
就活のため勉強せずに受けたTOEICスコアは650。5年以上前のことなので英語の能力はさらに低下しているはず。
と読む方はまあ大体こんな感じです。
逆に、ポッドキャストを聴くようになったり、英語のコンテンツを見るようになったのでリスニング能力は上がっているんじゃないかと思われます。
再学習して気づいたこと
正しい発音がわからないと聞き取れない
どこまで行ってもやはり言語はコミュニケーションツール。
口で発して聞き取ってを繰り返すことで会話が生まれていきます。
これは動画を見ている時によく起こることなのですが、字幕なしでは内容がわからないのに英語字幕をつければすぐにわかるということがあります。
つまり、英単語の意味はわかるけれど、その単語の発音が自分の中に無いということです。
英語を再学習し始めて1番初めに気づいた問題点でした。
高校生の時にはDUO3.0を使ってCDで学習していましたが、そこまで意識的に発音を覚えようとしてはいませんでした。
ちなみにこのDUOのCDは高校時代にめちゃくちゃ聞きました。560フレーズを1時間で聴けるので通勤通学時に聴くのがおすすめです。
しかし、テストなどの制限時間がない今、改めて腰を据えて英語と向き合ってみると根本の学び方に問題があったのだとわかります。
今はまず音。何よりも音を重視するようになってから少しずつ聞こえる単語が増えてきました。
発声する場所がちがう
英語と日本語では、発声する時に使う場所が違うことにも気づきました。
日本語はどちらかというと口先の方で音が作られる言語です。
したがって、声のトーンが他の言語と比較して高くなります。
それに対して、英語は喉で音が作られます。
喉の気道の太さを使った深い音がなるので、日本語と比較すると低く聞こえるのです。
よく、日本人は静かだ。という話がありますが、あれはここに違いがあるからなのでは?と思っています。
口先の方が空気量をコントロールしやすく、喉からの発声はある程度お腹から声を出さないと音にならないのです。
喉から声を出そうとすると、声を大きくせざるを得ないという言語的な特徴がふるまいにも現れるのだと思います。
テキスト偏重の日本の英語学習
振り返ってみると、今まで受けてきた英語学習はテキスト主体のものが多かったです。
日本の英語教育は、英語を使ってコミュニケーションをとるのではなく、研究をすることを目指しているのかな?と推測しますが、多くの人が身につけたいのはむしろ前者だと思います。
義務教育でもリスニングや文法はあるけれども、会話は少なく、詰め込むように英語を勉強してきたなと振り返ってから気づくものです。
しかし、それは悪い面だけでもなく、海外の方とチャットをしていると綺麗な文法で話すんだね、と褒められることも少なくありません。
言い換えてみれば、音声以外の部分は日本の義務教育レベルの英文法があればかなり身についているということです。
これをうまく利用して、とにかく単語と定型表現の数を増やすことと、音声重視の学習へとシフトすることが最初に立てたプランです。
音声重視の学習へシフト
さて、音声重視の学習へシフトするにあたり、まず始めたことはわからない単語の発音を都度調べることです。
ここで気づいたのは、カタカナ英語が邪魔してくることがあるということ。
カタカナ英語を許すな
例えば、patternという単語はカタカナ英語だとパターン[pattErn]のように、後ろにアクセントがきますが、本来のアクセントは[pAttern]と前にきます。
さらに、カタカナの音の区切り方と英語の音の区切り方は全く異なっており、パ/タ/ー/ンは4音、pat/ternは2音です。
ここに大きな落とし穴があります。思い返してみると、私が聞こえないと思った単語はこの音の数が自分の認識とずれていたものが多かったです。
また、自分が相手に頑張って英語で伝えようとしても伝わらなかった言葉も、この音数が違っていることが理由だったのです。
発音も、アクセントも大事だけど、それに加えてこの音の数、つまりリズムが合っていないと全く伝わらないのです。
Google先生はすごい
知らない単語を調べると音声も同時についてくる世の中です。
しかも、Googleなら2回目はゆっくり発音してくれます。
さらに、先ほどのpatternを例に出すと、ttとtが重なると濁ってdの音に聞こえるよ、ということも書いてあるのです。
これを使えば発音記号が読めなくても音の作り方がわかります。
ポッドキャスト
英語が聞き取れるようになるにはとにかく聴くしか無い。そう思って最近はSpotifyでPodcastを聴くようにしています。
そこで、私のおすすめのPodcastを紹介します。
Kevin’s English Room Podcast
英語系YouTuberのポッドキャストです。
アメリカ育ち英語ネイティブのケビンと日英仏トリリンガルのやまちゃん、純ジャパのかけちゃんという3人組YouTuberです。
そのうち、ポッドキャストに登場するのはケビンとやまちゃん。
2人とも日本語が堪能なので、英語とたまに日本語が入り混じった砕けた友達同士の会話表現が多いのが特徴です。
使われる単語の難易度は高くないので、聞き取りやすくまた内容が面白くとっつきやすいので入口としてはもってこいだと思います。
彼らの動画では日本人とアメリカ人の英語学習方法の違いや、表現の違いなどが取り上げられることがあり、まさに楽しく学べる英語教材としtえ多くの視聴者から人気を集めています。
a16z Podcast
こちらは完全に英語圏から発信されているビジネス系のポッドキャストです。
アンドリーセンホロウィッツという米国のベンチャーキャピタルが発信しており、内容は最新のテック、カルチャー、ワークを中心とした流行りのビジネスについてです。
専門用語もバンバン出てきますし、話のスピードもかなり早いですが、英語を使いながらビジネスのトレンドも追いかけたいという方にはおすすめのポッドキャストです。
道のりは長いけど
とまあこんな感じで英語学習をしているわけですが、道のりは長いです。
しかし、学生時代に感じていたほど苦痛はなく、むしろ楽しんで学べているのがいいところです。
音声や動画中心の学習では、自分が好きなコンテンツを見つけられるかが大きな鍵となってきます。
良さげなポッドキャストや動画を見つけたら随時加筆していく予定です。
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