自分に本当に合った仕事を知ることは大変難しいことです。
多くの方が就職活動に直面した際、会社を探す方から考えることが多いのではないでしょうか。
しかし、本当にまずやるべきことは自分を知ることではないか、私自身の体験からそう考えています。
私は、新卒入社した会社を2年で退職しています。
その理由を一言ではっきり言って仕舞えば、自分のことがそれほどよくわかっていなかったからだと、そう断言できます。
世の中にはさまざまな仕事がありますが、それぞれに適した人材が存在します。たとえば営業のような仕事に向いている人とエンジニアの仕事に向いている人、それはほとんどの場合で違う人間が当てはまるでしょう。もちろん例外もありますが、100人いれば100通りの向いている仕事があると思うのです。
早い段階でそれを知ることで仕事が辛いという状況から抜け出し、例えば退職、転職を決断できたり、自分に合った価値観で働けるのではないでしょうか。
この記事では、そのための手段を提案できればと考えています。
チェック
自分の価値観を知る
自分の価値観を1番に大切にした方がいい。これはさまざまな方と話をする中で感じてきたことです。
私自身が退職をして働き方を変えて、職種も変えた人間なので、多くの相談を受けてきました。
その多くで、私の体験談やどういった考えでその決断に至ったのかを話すのですが、それが相手にも当てはまるとは限らないと常々感じていました。
例えば、自分はお金よりもやりがいを優先したいタイプですし、安定よりも不安定な方が楽しいと感じてしまうタイプです。
こういった2択の積み重ねで、人は全く異なった意思決定をすることになります。
自分がどういった価値基準に基づいて判断するのか、それを知るために私がお勧めするのは性格診断をしてみることです。
性格診断
性格診断というと、なんだかちょっと胡散臭いというか、そんなものがあてになるのかと思うかもしれませんが、大まかに自分の考え方のタイプを知るのは結構役に立ちます。
あらゆるシチュエーションに直面したとき、人間は本当に人それぞれバラバラに考えて行動する生き物なのです。
自分がどんな価値観に基づいて物事を判断する傾向にあるのかを知っておくだけでも、何をした方が良いのか、何をしない方が良いのかが明確になります。
私のお勧めする性格診断は16personalitiesというものです。
こちらのサイトは無料で利用できます。
人の性格を16種類に分別し、その傾向を解説してくれるサイトです。
ちなみに私はISTP-A、巨匠型と呼ばれる性格です。
楽観的、創造的、自発的、合理的、危機にも動じない、などの長所がある一方で、頑固、鈍感、内向的、飽き性、抑圧を嫌う、危険に飛び込んでしまうなどの短所があります。
これらの価値観に基づけば、ルーティンワークの多発する大企業の内勤など向いていないことは一目瞭然で、むしろ自分1人で道を切り開いていくフリーランスのほうが合っているのが分かります。
性格診断は2択とその程度がどのくらいか、という内容でおよそ30分もあれば終わります。
結果は
- 序章
- 強み弱み
- 恋愛関係
- 友情
- 親子関係
- キャリアパス
- 職場の習慣
- 結論
まで無料で見ることができ、有料のプレミアムプロファイルではさらに詳細な結果を得られます。
無料でも十分に役立つ情報が得られるので、まずは無料で診断してみることをお勧めします。
適職を探す
性格診断の結果に「キャリアパス」という項目があります。
まずはそこから見てみると、なんとなく傾向が掴めるのではないでしょうか。
ここからヒントを得て、内向的な人が外交的な仕事を選んでしまったり、深く考えるのが得意な人が即時的な行動力が必要な仕事を選んでしまうというようなミスマッチを避けることができると考えています。
もちろん、そこに記載されている以外の適職も存在するでしょうし、今までにない仕事を作っていくのも本当に魅力的なことです。
とりあえず、まずは自分を知り、ではそんな自分に合っている仕事とはどういったものがあるのかを頭に入れるというだけでも、普段の生活の中で割くべきリソースや、未来に向けてどういったことに重点を置くべきかも見えてくるのではないでしょうか。
向いていないことを続けていると、心身ともに疲弊する原因にもなります。
人にはそれぞれ個性があり、必ずしも凸凹な能力差があります。他人と比較する必要はなく、自分お中で1番得意なことや好きなことに注力していくことこそが幸せへの第一歩なのではないかと思うのです。
少しずつはじめてみる
なんとなく適職がわかったら、それに関連することを少しずつはじめてみるのがいいです。
本当に好きなことや向いていることだったら続くでしょうし、そうでなかったらやめてまた他のことに手をつけてみればいいのです。
チャレンジしてやめたとしても、「合わなかった」とわかったことも大きな収穫です。
そうやってさまざまなものに触れて、自分の価値観のコアに辿り着くまでにどんどん周囲を削っていけば、本当に大切にしていることがだんだん形作られていくはずです。
とにかく小さく初めてみることが大切で、その行為自体が好きで合ったら結構続くものです。
私も、絵を描きはじめた当初は楽しくで2ヶ月で500枚のスケッチを描いていました。
結果として、今はデザインをやっているわけで、楽しく過ごすことができています。
そんなものに多くの人が出会うことができ、少しでも今より幸せな生活ができるようになれば、幸せなことではないでしょうか。
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