島根、わずかに鳥取旅行記 計画〜米子空港

Saw

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@saw.bsky.social

2026年2月7日 公開·2026年2月12日 更新·2,952

計画編

自然を求めて

ANAのセールを利用して冬に旅行するのがここ数年恒例になっている。旅行先は毎回その時の気分で決めているのだけれど、せっかくの旅なので遠くへ行きたい。ここのところ関西旅行が続いていたのでそれよりも遠く、東北か九州が有力か。しかし、冬の東北や北陸は豪雪で移動が厳しいし、九州に行くのは夏の方が良さそう。四国は車を運転しないと移動がしづらいので一旦保留。となると残るは中国地方。広島と岡山には行ったことがある。が、日本海側にはなかなか足を運ぶ機会がない。そう思っていたところで、人生で一度は行ってみたい場所No.1の呼び声高い出雲大社案が突然の浮上。

歳を重ねるにつれ落ち着いた場所”も”求めるようになってきた。大学時代は騒がしいエリアで過ごしたので都市の喧騒も好きだけれど、たまには人の少ないエリアにも足を運びたい。絵を描くにしてもモチーフは自然が多いわけだし。少し不便で自然が多い場所の方が今の自分に合っている。日本海側で天候が安定せずこちらはこちらでチャレンジングだけれど美味しいものたくさんありそうだしね。出雲、いいかも。

ANAは出雲に着かない

いざ出雲へのアクセスを調べてみると、羽田から出雲への直行便はANAではなくJALで、どうやら一旦米子へ行くしかないらしい。米子は鳥取の西端。目的地のみならず降り立っただけの土地も旅行先として記録する、そうやってここまで生きてきたのでそれはそれで好都合だ。さっそく羽田-米子間のチケットを取り、なんとなく地図を眺めながら2泊するにはどこに宿を取るべきか見当をつけ始める。宍道湖の東に松江があって、西に出雲大社がある。その間を一畑電車というワンマン2両編成ローカル線が宍道湖の北側を結んでいる。宍道湖の南側をJRで行けば間に泊まれそうな温泉地がいくつかあるけれど、旅先で夜に出歩くことを考えるとやはり中心地である松江を起点にして出雲大社へは日帰りで訪れるのが良さそう。

旅は基本的には本当に行きたい場所をいくつか決めて、あとはエリアでざっくり時間を確保するタイプ。途中で気になるものがあった時に立ち寄れるだけのバッファがないと嫌で、全てがきっちり決まっていると息苦しささえ感じてしまう。オリエンテーリングか?みたいな日程の立て方は受け入れ難いものがある。調べてわかることだけ体験するならネットで十分だし、計画通りに実行することにつまらなさを感じてしまうので何もない時は何もないことを楽しむ。大抵の場合、何もないことはないのでそれくらいがちょうどいい。楽しみを見出すのは自分であるという心構えでいたい。

朝ドラブームを恐れている

飛行機のチケットを取ったあとで、ちょうど今やっている朝ドラ「ばけばけ」の舞台が松江であることを思い出す。継続的に同じ時間帯にドラマを視聴するのが大の苦手なので観てはいないものの、小泉八雲ってそういえば松江あたりだったよな〜と思い調べてみたらその通りだった。めちゃくちゃ混んでいたらどうしよう。あの時間帯に家にいる日本在住の95%は朝ドラを視聴していると言っても過言ではないからね。「虎に翼」は映画化までされることが決まったし、NHKの映像作品は人を惹きつける魔法がかけられている。本当にかかっているのは時間と費用とあらゆる関係者の人生だけど。

出発編

空港へ向かうバスが好き

自宅付近から羽田空港への直通バスがあるのでいつも空港に行く時はそのバスに乗っている。ちなみに成田空港へのバスは利用者が少なかったためなのかルートごとなくなってしまった。円安で国外へ行かなくなりつつあること、コロナ禍で波が途絶えたことが大きいのかな。キャリーケースを手に通勤電車に乗るのはかなり迷惑なので、何も気にせず寝ていればいいだけの直通バスがあるのはとても嬉しい。駅のコンビニでホットのお茶を買い、冷えた手を温めながらバスに乗り込むのがお決まりのパターン。最近のホットドリンクは500mlもある。冬場は上着のポケットに、夏場はズボンのポケットにそのままペットボトルを入れるタイプの人間にはもう少し小さいサイズの方が嬉しいんだけどな。

首都高は都心部よりも近郊の出入り口付近のほうが混んでいる。本当に進まない。ビックリするくらい進まない。東京と埼玉の境には結界が張られているのでは?やっと流れたなと思った頃にふと右手に目をやるとスカイツリー。CreepyNutsののびしろとは逆方向からの眺め。周りの建物が高くないのでとても目立つ。スカイツリーは埼玉からもよく見える。しかもその辺の橋の上から。関東平野が起伏が少ない平らな土地であることを実感する。

いつもこのバスでは寝るつもりなのだけれど、ここから葛西方面まで続く川沿いの首都高の風景が好きで結局一度も寝られたことがない。何も気にせず寝ていればいいだけとか書いておきながら。

葛西の海が見えて右手に曲がるといよいよ羽田に近づいてきたなという気分になる。とか考えていたら着いた。空港って規模の割に急に現れるからびっくりするよね。あれだけ進まなかったのに時刻通りどころか余裕で間に合っている。交通機関の計画性と時間厳守の精神を見習っていきたい。とはいえ時間には間に合うタイプである。計画性は意図的に無くしている。

羽田、黒すぎる

平日の羽田空港は黒い。黒すぎる。みんな上着が黒い。暑すぎてダウンを脱いだ自分のオレンジのセーターが目立ちすぎる。逆スイミー状態。誰に見つけてもらうわけでも何かを追い払うわけでもないけれどとにかく目立っていた。まあ、平日の国内線メインの空港だしな……。

そういえば羽田に着いたらいつも適当に朝食を摂るんだけど、なにかおすすめありませんか?Blueskyで教えてください。いつもは第2ターミナルのお弁当やさんで適当におにぎりかサンドイッチを買って食べていて、本当は優雅にうどんを食べたいところだけど……空港って暑すぎません?慣れている人はみんな薄着の印象がある。

富士山が綺麗

保安検査を抜け、程なくして搭乗。あっという間に静岡上空。

すこぶる天気が良くて、冠雪した富士山がくっきり見えた。旅のお供として時間がある時に読むように持ってきた岡田育さんの『紙日記』を読む。浅草で開催されていたZineフェスで手に入れたので少しずつ読み進めている。そういえばZineフェスの会場と同じ建物で「ばけばけ」の展示をやっていたような。「ばけばけ」がますます怖くなってきた。

なるほど日記ってこう書くのか、勉強になるな〜と考えていたらあっという間に米子に着いてしまった。米子鬼太郎空港というらしい。確かにゲゲゲの鬼太郎推しがすごい。こうやってどこに行ってもなんらかのアニメ作品が存在しているのは本当にすごいことだ。大分の日田に行った時は駅降りた瞬間に進撃の巨人のパネルや銅像が飾られていた。世界中からそれを目掛けてやってくるファンがいるのだから、漫画家一人が生み出す作品の影響力は凄まじい。日田焼きそばまた食べに行きたいな。日田もいいところだった。

初めての更新だからこの辺で一旦切り上げておく。マガジン形式でこの一冊に今回の旅行記をまとめていこうかな〜と思っている。自分も探り探りで使い方を考えていきたい。では。